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ぶどう畑通信
北海道のニッカ余市ヴィンヤードから、毎月ぶどう畑の様子を報告します。
202012
〜余市のぶどう畑から〜
写真1.11月4日の初雪。この雪はすぐに融けました。
写真2.剪定を待つぶどうの樹々。葉は全て落ち、枝だけが立ち上がっています。
11月分のぶどう畑通信に雪虫の話を書きました。内容は「雪虫が飛ぶと2週間で雪が降る。」という話があるというものでした。先月10月下旬にその話を書いてから実際に2週間ほど経った11月4日に余市で初雪となりました。
今年の10月は例年よりも暖かい月でしたが、雪虫はそれにも関わらず、初雪の時期を示したと言えるのでしょう。生き物の秘めたる力に改めて驚かされる日々です。
10月も暖かかったと書きましたが、4月から10月までの当地の生育期間中の積算温度は約1340℃となりました。積算温度で世界のワイン地域をRegion1からRegion5まで5つに分類する方法がありますが、それでいうと余市はドイツやシャンパーニュと同じく気温の低いRegion1ですが、このように暖かい傾向が続くとRegion2になりそうです。
Region2にはボルドーや北イタリアのアルト・アディージョなどがあります。アルト・アディージョではぶどう畑と同様にりんご畑も広がっていますが、こういったところは余市とよく似ているところで、これだけ見ると余市は北イタリアと同じ気候なのかもしれませんね。
さて収穫も終えた今、ぶどうの樹はすっかり葉を落としました。ぶどう畑1年のサイクルの最後となる冬季剪定を始めました。剪定には長梢剪定、短梢剪定などいろいろな方法があります。いずれも、翌年に品質の良いぶどうを適切な量で収穫するためのものです。これからは小雪がちらつく日々もありますが、寒さの中でも来年の素晴らしいぶどうのために剪定作業を進めていきます。
(ニッカ余市ヴィンヤード(株) 山本記)