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ぶどう畑通信
北海道のニッカ余市ヴィンヤードから、毎月ぶどう畑の様子を報告します。
20208
〜余市のぶどう畑から〜
写真1.ピノ・ノワールの結実 果実も随分と大きくなってきました
写真2.誘引後の畑の様子。爽やかな風が吹き抜けています
今年7月の豪雨で被害にあわれた方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、余市の7月は曇り空からスタートしました。そのあと晴れの日が続き、気温が上がってきました。中旬には雨の日や曇りの日が多くなりましたが、7月の後半になると再び気温の高い(といっても最高気温が26℃くらいですが)日が続いています。今までのところ高温が連日続いた昨年ほど暑い7月ではありませんが、それでも平年より積算温度は高くなっています。降雨により土壌中には水分もあり気温も上がってきましたので、ニッカ余市ヴィンヤードのぶどうの生育も旺盛になってきました。
ぶどうの樹はつる植物なので、そのまま伸ばしておくと新梢はどんどん伸びてしまい、少しの風に吹かれただけでも根本から折れてしまいます。また、ぶどう自身が自らの身を守るため巻きひげで手あたり次第に絡みついていきます。巻きひげが自分自身の樹体に絡みつくことも良くありますが、そうなると葉が茂りすぎ、風通しが悪くなります。風通しが悪くなるとぶどうの樹や果実、葉に病気が広がります。そういった様々な悪影響を防ぐために、伸びた新梢を針金に固定します。この作業を誘引(ゆういん)といいます。誘引によって伸びすぎてしまった新梢の数を適正な数にまで減らし、すっきりとさせます。またこの誘引作業と同時に、脇芽も切っていき、ぶどうの実の周りの風通しを良くします。
全てが高品質のぶどうを得るための作業です。この作業を14,000本を超えるぶどうすべてに行っていかなければなりません。実際のところ、今年植えた苗木はまだそこまで大きくなっていませんので、14,000本とは言いませんが、それでもかなりの本数になります。
強い陽射しの元の作業ではありますが、石狩湾から吹く涼しい風を受けながら、余市の畑ではこれらの作業を1本1本確実に行っています。
(ニッカ余市ヴィンヤード 山本記)