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ぶどう畑通信
北海道のニッカ余市ヴィンヤードから、毎月ぶどう畑の様子を報告します。
201812
〜余市のぶどう畑から〜
左:来年植樹予定の苗の仮植え状況 / 右:苗の様子(11月22日)葉がほとんど落ちています この日は雪が降ったりやんだり
前号で「もうすぐ雪の季節がやってきます」と書きましたが、余市ではようやく11月22日にこの冬初めての雪らしい雪が降りました。例年ですと11月中旬から雪が降り始め、積もったり溶けたりを繰り返しながら、12月の声を聞いて本格的な根雪になっていくというパターンが多いです。今年はかなり初雪が遅れました。北海道ではこれだけ初雪が遅れるのは、観測史上初めてのこととも言われています。札幌ではこれだけ遅い初雪は1890年以来だそうです。実に128年ぶりの記録です。これは先月から偏西風の蛇行によって、南から暖かい空気が流れ込みやすい状態が続いたことが原因だそうです。
今年の天候不順を締めくくるにふさわしいとも言えますが、一方では来年はいったいどうなるんだろうという不安も心をよぎります。我が畑のぶどうだけではなく、果物の町余市全体の心配ごとです。ぜひ穏やかな天候になってほしいと思います。
そんな中、来年植樹予定の苗が一部ですが山梨県の苗製造業者さんから早くも届きました。ピノ・グリとケルナーの苗です。早速畑の一部を掘り起こして、仮植えすることにしました。苗はこのまま雪の下に埋もれ、そのまま越冬し、来年の春の雪解け後に掘り起し、植樹に備えます。残りの植樹予定の分は、来年の4月ごろこちらに届く予定です。
今年植えたぶどう苗はすっかり葉を落とし、あとは最後の剪定を残すのみとなりました。
(ニッカ余市ヴィンヤード 西川)