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ぶどう畑通信

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北海道のニッカ余市ヴィンヤードから、毎月ぶどう畑の様子を報告します。

201811

〜余市のぶどう畑から〜

左:苗の育成状況 ピノ・ノワールです。 / 右:圃場の様子(10月22日)晴天

10月に入ってもまだ台風の影響が残っていました。第1週目に、24号、25号と立て続けに北海道の近くを通りました。道東、道南方面には雨、風の影響が出て、避難勧告が出た地域もありました。
9月初めの地震で、地盤が緩んでおり、雨の影響が出やすい状況になっているため、それを警戒しての避難勧告ということでもあったようです。余市町では、多少雨が降りましたが風の影響はほとんどなかったので、安堵しました。町内の果樹園も一様に安心したことでしょう。
さて10月のお声を聞き、気温も徐々に下がって、ぶどうの収穫時期を迎えています。振り返ってみれば今年は余市町のぶどうにとっての天候という点においては災難続きと言って良い年だったと思います。開花時期から雨が多かったので、日照時間が不足し、湿度も高く、ワイナリーや栽培農家は防虫・防除に追われることになりました。
そうこうしているうちに秋になり、台風が立て続けに北海道に上陸したり、近づいたりしました。それほど長い時間強い風が吹いたわけではないので、大きな被害は出なかった模様ですが、少なからず影響はありました。まさに踏んだり蹴ったりの状況ではありましたが、何とか幾重もの壁を乗り越えて、ようやく収穫の秋を迎えられたというところでしょうか。
我が初年度のぶどう畑も何とか秋にたどり着き、苗もそれなりの成長を見せ、来るべき冬に備えようとしています。北海道各地の峠付近では、雪の予報がちらちらと出始めました。もうすぐ雪の季節がやってきます。
雪への準備をしっかりして、厳しい冬に備えたいと思います。

(ニッカ余市ヴィンヤード 西川)

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