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ぶどう畑通信

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北海道のニッカ余市ヴィンヤードから、毎月ぶどう畑の様子を報告します。

20189

〜余市のぶどう畑から〜

左:苗の育成状況 ケルナーです。 / 右:圃場の様子(8月17日)曇天

前回のぶどう通信でお伝えしたように、天候不順が続いていた余市町もようやく7月下旬ごろから天気が回復しました。晴れの日が続き、強い日差しが戻ったのはいいのですが、今度は気温が上がり猛烈に暑くなりました。
ぶどう畑では引き続き、除草、めかき、誘引などの今まで遅れていた作業を続けなければなりませんが、これらの作業はいずれも人力に頼るもので、今度は暑さとの戦いを強いられることになりました。朝から気温が上昇してしまった日などは、作業員が熱中症になってしまう危険性があるため、やむなく作業を半日で切り上げたり、場合によっては中止することもありました。
北海道の人は全般的に、暑さへの耐性が若干本州以南の方々よりも低いのかもしれません。それでも天候とにらめっこしながら、ぎりぎりのところで作業を続けて8月初旬くらいには何とか遅れを取り戻すことができました。雑草も刈り取られ、畑全体の印象もいったんはすっきりしたものとなりました。
ほっとしたのもつかの間、8月の中旬になって今度はまた雨が続き、今まで乾燥しきっていた畑にとっては恵みの雨だったのですが、また雑草が急激に伸びてしまいました。雨だけではなく強風の日もあり、針金に括り付けていた支柱が外れて倒れてしまう苗が多発しました。倒れたからと言って、そのまま苗が折れてしまうわけではありませんが、すぐに起こして支柱を括り付けないと、苗が正しい方向に延びていきません。
色々と困難な状況を乗り越えて、それでも苗は成長を続けています。

(ニッカ余市ヴィンヤード 西川)

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