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ぶどう畑通信

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20269

〜余市のぶどう畑から〜

写真1. 果粒に色づき始めたピノ・ノワールです。
写真2. 天候も良く、NYVの畑には爽やかな風が通り抜けていきます。

8月に入ってすぐにピノ・ノワールやピノ・グリといった着色するぶどうには色づきが始まりました。6月の開花時には雨の日が多く今年の収穫はどうなるのかと少し心配しました。確かにその頃の雨の影響で花振るいが発生しましたが、幸いにも大きな被害とはならず、またその後の好天のおかげで順調にぶどうが生育し、着色が始まりました。
6月の天候のせいか、今年は昨年より房が小ぶりのような感じがあります。特に2025年のケルナーはかなり大振りな房でしたが今年は昨年ほど大きな房ではありません。と言ってもやはりケルナーはピノ・ノワールなどに比べれば房も果粒も大きく、収穫量が他の品種より多くなるのは例年通りです。
ぶどうの実が成熟しこれから柔らかくなってくる時期ですが、そうなると病害のリスクが大きくなってきます。病害としては灰色カビ病などのカビに起因する病気や、鳥などによる食害です。カビに対しては、ぶどうの房の周りの葉、特に副梢を取り除き、果房周辺の風通しを良くすることが大事です。もちろん農薬の散布も行いますが、効率良く農薬を作用させるためにも、果房の周りの風通しの良さは重要です。
鳥害の防止にはNYVの畑ではバードネットをぶどう畑の全列に設置します。今年も近くの高圧線や森の木の上にはいろいろな鳥がとまり、ぶどうを狙っているように思えます。鳥に横取りされないためにもそろそろネット設置の準備です。
先日、ケルナー2025の充填を行いました。昨年秋に発酵終了後、ステンレスタンクで寝かせたワインをろ過して、充填しました。ケルナーの持つ洋ナシのような香りはきれいに出ていましたし、2025年ケルナーにはニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのようなグリーンな香りと爽やかな苦みを感じました。もう少しすると市場にお目見えすると思いますので、その時は是非お試しください。
さて、いよいよ収穫の準備です。

(ニッカ余市ヴィンヤード 山本信明)

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