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ぶどう畑通信

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202512

〜余市のぶどう畑から〜

写真1. バードネットを取り外す前に積雪がありました。ぶどうの樹やバードネットに雪が積もりましたが、幸い数日で雪は融け、続く作業の障害にはなりませんでした。
写真2. 左側が剪定後、右側が剪定前です。

ニッカ余市ヴィンヤード(NYV)の2025年の収穫は11月9日に完了しました。先月号では10月中に終われればと書きましたが、その時に期待したより少し長くなりました。収穫が長引いた主な要因は降水です。10月の降水量は余市のアメダスでは87.5oで平年の141oに比べ少なかったのですが、11月の最初の1週間の降水量が69oと多く、思ったように収穫ができず苦労しましたが無事に完了しました。
ぶどうの出来具合ですが、病果の少ない健全なぶどうを多く収穫することができました。ただ早めに除葉を行った区域では、今年の厳しい日照を受け、ぶどうの実に日焼けの症状が出ました。しかし、除葉を遅らせた区域はそういった影響もないぶどうを得ることができました。来年以降も今年のような夏が予想されますので、除葉のタイミングについては今後に向けての課題です。
また収穫にあたりボランティアの方々、アサヒグループ社員など多くの方々にご協力いただきました。毎年の事ですが皆様に本当に感謝しきれません。ありがとうございました。
NYVのぶどうの垣根には鳥の食害からぶどうの実を守るために、バードネットを設置しています。バードネットというのは網戸の大きなものですが、収穫を終えるとまずそれを巻き取ります。収穫完了翌日よりそのバードネットの巻き取りをはじめ、11月21日に完了しました。バードネットの片づけと並行し、剪定も開始しました。これはまだ始めたばかりでおよそ2割(11月24日現在)を終えたところです。まだまだ先は長いのですが本格的な積雪になる前にこの剪定を終えなければなりません。もうひと頑張りですね。

(ニッカ余市ヴィンヤード 山本信明)

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