アサヒビール株式会社（本社 東京、社長 松山一雄）は、渋谷センター街にある『SUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバー シブヤ)』と『THE 5th by SUMADORI-BAR(ザ フィフス バイ スマドリバー)』の営業を12月28日で終了し、移転することを決定しました。新店舗は2026年春、表参道にオープンする予定です。

両店舗は、お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる新しい生活文化「スマートドリンキング」を体験できる場を提供し、その認知向上に大きく貢献しました。こうした中、「スマドリ」のさらなる浸透を図るため、店舗をより多様な体験価値を提供できる場へ進化させることを決めました。新しい店舗では、表参道という立地を生かし、より充実した空間とサービスを通じて、さまざまな層の人たちが、さまざまなシチュエーションで「スマドリ」を実践できる場を創出します。

『SUMADORI-BAR SHIBUYA』、『THE 5th by SUMADORI-BAR』について

『SUMADORI-BAR SHIBUYA』は2022年6月、「スマートドリンキング」を体験できるバーとして開店しました。アルコール分0％、0.5％、3％の100種類以上のドリンクを提供し、一人一人が自分の体質や気分に合わせて、お酒やノンアルコールドリンクをスマートに選択できる新しい価値体験を提供しました。2023年9月には、同じ建物内に『THE 5th by SUMADORI-BAR』をオープンしました。専門知識を持ったバーテンダーが、果物やハーブを組み合わせて本格的なカクテルのようなノンアルコールドリンクを作り、大人の嗜好品としての楽しみ方を提案しました。両店舗にはこれまでに約8万6千人が来店し、20代から40代まで幅広い層に利用されています。

店舗の運営で得たお客さまの声は、新たな商品やサービスの開発に生かされました。2025年4月から8月にかけては、渋谷以外でも店舗と同様の体験を提供するため、愛知県、大阪府、韓国・ソウルで期間限定バーを展開し、３都市での来場者数は合計で1万2千人以上に達しました。2024年8月に数量限定で発売されたアルコール分3％の金箔入りスパークリングワイン『輝きどき』の開発にあたっては、店舗で試作品を提供し、お客さまの意見をコンセプトや商品名に反映させました。

『SUMADORI-BAR SHIBUYA』は、スマドリ社と一般社団法人渋谷未来デザインがともに推進する「渋谷スマートドリンキング・プロジェクト」の拠点としても機能しました。渋谷区の後援を受けて適正飲酒の啓発のための「スマドリセミナー」実施したほか、渋谷区内の企業、大学などと多数のイベントを協働で展開しました。

こうした取り組みの成果もあって、2023年1月時点で14％にとどまっていた「スマドリ」の全国の認知率は、2024年には50％に達しました。お酒を飲む人も飲まない人も一緒に楽しめる社会の実現への取り組みは高く評価され、『SUMADORI-BAR SHIBUYA』は2023年には第15回日本マーケティング大賞（日本マーケティング協会主催）のグランプリなど、数々の賞を受賞しました。

【店舗概要】