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ニュースリリース

アサヒビール株式会社のニュースリリース

ニュースリリース2012年

2012年9月21日
アサヒビール大山崎山荘美術館

「うつわのちから ―くらしを彩るいれものたち」
開催のお知らせ

 アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡、館長 内藤規夫)は、2012年10月19日(金)から2013年3月10日(日)まで、「うつわのちから ―くらしを彩るいれものたち」を開催します。

 わたしたちのくらしに溶け込んでいるうつわは、とりわけ飲食の場面には欠かすことの出来ない存在であり、何を使って食べるのか、飲むのか、という選択は思いのほか大きな影響を食生活に与えます。また、周囲を見渡すと、うつわが装飾として、その場の雰囲気を演出する重要な役割を担っていることにも気づかされます。うつわは日常を豊かに変える可能性を秘めているのです。

 本展では、食と切り離すことができないうつわ、空間を飾るうつわに焦点をあて、日本・東洋・西洋の古陶磁をはじめ、濱田庄司、河井ェ次郎、バーナード・リーチ、ルーシー・リーらの作品など古今東西の陶磁器を中心に、当館の所蔵品約120点を厳選しました。

 現在、美術館となっている大山崎山荘は、大正から昭和にかけて関西の実業家・加賀正太郎によって建てられた英国風建築で、かつては居住空間として機能していました。大山崎山荘(本館)では、「食べる」・「飲む」・「飾る」たのしみを支えるうつわをテーマとして展示いたします。

 大山崎山荘が生活の場であった20世紀初頭、居間、食堂として使用されていた空間で、河井ェ次郎やバーナード・リーチらの迫力ある皿・碗・鉢から、薬味入や卵立といった名脇役まで、「食べる」ことに関わるうつわをご紹介します。また、当時貴賓室であった部屋では、濱田庄司や富本憲吉らの作品や李朝時代のものなどから、急須・湯のみ・珈琲碗・マグ、煙草の灰皿のように、一服して「飲む」ためのうつわが並びます。生活と密接に関わっているのは食器だけとは限りません。欧州各地で作られた品々、ルーシー・リー、エミール・ガレらの作品のうち、花器・飾り皿など「飾る」ためのうつわが、山荘の旧応接間を華やかに装います。

 そして、2012年6月にオープンしたばかりの、安藤忠雄設計による新スペース「夢の箱」(山手館)では、酒器であるビアマグを中心に、芹沢_介による楽しげなビール乾杯図が描かれた屏風ほか、「呑む」こと、特にビールに関連した逸品をお楽しみいただけます。

 このように、皿・碗・鉢・瓶…と形態はさまざまですが、何を入れるか、何を乗せるか、いつ、どこで、誰と使うのか、うつわには想像力を掻き立てる余白を見ることができます。わたしたちはそこに、各々の趣向や美意識を反映させた何かを足すことによって、これら用の美をもったうつわの世界を堪能することができるでしょう。その行為は時代・洋の東西を問わず、日々の営みを美しくかたちづくってきたといっても過言ではありません。

 本展は、アサヒビール大山崎山荘美術館という特色ある空間のなかで、当館の多彩なコレクションを通して、イマジネーションを刺激し、うつわが備える“くらしを彩るちから”を改めて感じていただける機会となれば幸いです。

【 開催要項 】

展覧会名 :

うつわのちから ―くらしを彩るいれものたち

会   期 :

【前期】2012年10月19日(金)― 2013年1月14日(月・祝)
【後期】2013年1月17日(木) ― 2013年3月10日(日)

休   館 :

月曜(祝日の時は翌火曜休 ただし11月19日、26日、12月3日(月)は開館)、
[年始年末]2012年12月25日(火)−2013年1月3日(木)[展示替]2013年1月15日(火)、16日(水)

開 館 時 間 :

10:00−17:00(最終入館 16:30)

会   場 :

アサヒビール大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩約10分
TEL:075-957-3123(総合案内)
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

主   催 :

アサヒビール大山崎山荘美術館

後   援 :

京都府、大山崎町、NHK京都放送局、京都新聞社、京都新聞COM

入 館 料 :

大人900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料
障害者手帳お持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合

作 品 点 数 :

約120点

【 関連イベント 】

アサヒ ラボ・ガーデン提携企画「うつわのはなし」

 

話し手 :

当館学芸員 / 日時:@11月4日(日) A2013年1月19日(土) [各回14:00−15:00 ]

 

会 場 :

アサヒ ラボ・ガーデン(最寄:JR大阪駅・各線梅田駅)
http://www.asahigroup-holdings.com/research/labgarden/

 

内 容 :

企画展の理解をより深めるためのレクチャー / 参加費:無料 / 定員:各回40名、要申込(先着順)

 

参加受付 :

①10月中旬頃②12月中旬頃 よりアサヒ ラボ・ガーデンのホームページ上で受付開始

ギャラリートーク

 

日 時 :

展覧会期間中、第2、第4土曜日 [各回14:00−14:30 ]

 

場 所 :

当館展示室 / 内容: 当館学芸員による展示の見どころ解説

 

参加費 :

無料、ただし美術館入館料は別途必要  ※事前申込不要

「大山崎山荘+聴竹居 ―大山崎のモダンライフ探訪ツアー」

 

日 時 :

2012年①10月31日(水) ②11月11日(日) ③11月19日(月) ④12月3日(月) ⑤12月9日(日)
2013年⑥1月20日(日) ⑦1月30日(水) ⑧2月15日(金) ⑨2月24日(日) [各回13:00−16:00 ]

 

会 場 :

アサヒビール大山崎山荘美術館(本館・庭園内非公開施設)、聴竹居

 

内 容 :

同時代を生きた大山崎の二大セレブリティー、実業家・加賀正太郎と建築家・藤井厚二のモダンライフをめぐる当館学芸員と聴竹居クラブメンバーによるギャラリーツアー

 

参加費 :

無料 ※ただし美術館入館料と聴竹居見学料(1000円)は別途必要

 

定 員 :

各回20名、要申込(先着順)

 

参加受付 :

FAXまたは往復はがきで(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)FAX番号 (5)希望日をご記入 のうえ、
アサヒビール大山崎山荘美術館「モダンライフ探訪ツアー係」まで FAX:075-957-3126
※申込は1回につき2名様まで ※対象は高校生以上
※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着 ※電話、メールによる受付はいたしません

【 常設展示 】

同時開催の常設展示では、安藤忠雄設計の「地中の宝石箱」(地中館)において、館蔵品から、クロード・モネ《睡蓮》をご覧いただけます。モネは食通としても知られ、ジヴェルニーの邸宅では、自作のレシピによる料理で家族や友人たちをもてなしたといいます。くらしのなかで制作と食、どちらにも精力を注いだモネも「うつわのちから 」展と無関係ではありません。

カフェ企画:「モネのガーデンセレクト」(3種類の特製オリジナルケーキ)

 

内 容 :

: リーガロイヤルホテル京都がこの展覧会のために考案した3種類の特製オリジナルケーキを提供いたします。モネ自作のレシピをアレンジしたもので、モネの邸宅の庭をイメージしています。

◆「睡蓮池 水の庭のガトーヴェールヴェール」 ◆「ジヴェルニー村のガトーマロン」 ◆「モネの小道 アイリスケーキ」
期間 : 展覧会会期中 /場所 : 当館2階喫茶室
料金 : 500円(単品税込、美術館入館料は別途必要)/協力 : リーガロイヤルホテル京都

【 「うつわのちから」展 主要な展示作品 】

【 本展に関するお問い合わせ先 】

アサヒビール大山崎山荘美術館   TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126
担当学芸員: 川井 遊木(かわい ゆうき)芦刈 歩(あしかり あゆみ)

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