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ニュースリリース

 

ニュースリリース2009年

2009年08月17日
アサヒビール株式会社

ウイスキー市場に復調の兆し
2人に1人が「ウイスキー好き」
愛飲者の3人に1人が「最近ウイスキーを飲む機会が増えた」
〜 アサヒビール(株) お客様生活文化研究所が調査を実施 〜

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)のお客様生活文化研究所は、本年8月5日(水)〜8月11日(火)にインターネットでウイスキーについて調査を実施し、3706人の有効回答を得ました。結果は下記のとおりです。

全体の半数以上が「ウイスキー好き」
ウイスキーは、年齢とともに「憧れのお酒」から「実際に飲むお酒」に変化
ウイスキー愛飲者の3人に1人が、「最近ウイスキーを飲む機会が増えた」と回答
ウイスキーの飲み方の人気ナンバーワンは「水割り」
ウイスキーの最大の魅力は「芳醇な香り」
ウイスキーの似合う歴史上の人物は1位ナポレオン、2位石原裕次郎さん、3位織田信長

 「(最近、ウイスキーを飲む機会が)とても増えた」「まあまあ増えた」という声はウイスキー愛飲者の31.4%を占め、しばらく人気に陰りの見られたウイスキー市場に復調の兆しが見え始めていることが明かになりました。こうした背景には「外で飲む回数は減ったけど、家で飲む回数は増えた」(女性50代)など、不況の影響から「家飲み」の需要が高まりつつある昨今、ウイスキーの消費はバーやスナックから次第に家庭へ移行していること。さらに社会全体が疲弊している中で、ウイスキーの持つ「芳醇な香り」「熟成された深い味わい」「贅沢なゆとりや時間を楽しめる」「癒し・リラックスできる」といった特徴が、私たちの精神の安定に少なからず作用し、自宅での余暇にウイスキーの需要が高まっていることがうかがえます。

Q:ウイスキーは好きですか?
 ⇒全体の2人に1人が「ウイスキー好き」

 「60歳ですが、ウイスキーは学生時代から飲んでいて大好き」(男性60代)、「スコットランドへ行ったとき、本物のシングルモルトウイスキーをパブで飲む機会があって、その時の感動が忘れられない」(男性30代)など、「大好き」と回答した人が15.9%。「まあまあ好き」という声も36.1%を数え、全体の2人に1人はウイスキー愛飲者であることが明かとなりました。また中には「高級な感じがして、手が出しにくい」(女性30代)、「周りに飲む人がいないため、なかなか口に出来ない」(女性20代)など、「憧れはあるが飲む機会がない」(14.1%)という声も目立ち、実際の飲用頻度以上にウイスキーに対する好感度の高さがうかがえます。

年齢とともに「憧れのお酒」から「飲むお酒」へ

 世代別で「大好き」「まあまあ好き」という声を見てみると、20代では28.9%と低調でしたが、30代で40.2%、40代で56.1%と次第に増加。さらに70代以上ではピークの72.8%に達し、年齢とともにウイスキーの愛飲度が高まる傾向が見受けられました。また「憧れはあるが飲む機会がない」という声は20代で33.7%と非常に高かったものの、30代で18.9%、40代で10.1%・・・と年齢とともに減少し、ウイスキーは世代が高くなるに連れて「憧れのお酒」から「飲むお酒」へと意識に変化が生じていることがうかがえます。



Q:最近、ウイスキーを飲む機会が増えましたか?
 ⇒3人に1人が「(飲む機会が)増えた」と回答

 「会社で『ビール→焼酎』が多かったのが、最近、ウイスキーが美味しいということに気づき、ビールのあとは『ウイスキー』を飲むことが多くなった」(女性30代)など、「とても増えた」と回答した人が8.3%。さらに「まあまあ増えた」という声も23.1%を数え、愛飲者の3人に1人が飲用機会や頻度が以前より増加する傾向にあることが判明しました。

 ⇒若者を中心に人気が急増

 また世代別で「とても増えた」「まあまあ増えた」という声を見てみると、40代以上では20%台であったものの、20代で44.7%、30代で43.3%と若者を中心に人気が急増していることがうかがえます。こうした背景には「今年、初めてハイボールを飲んでみて、今まで苦手だと思っていたウイスキーの味がとても美味しかった」(女性30代)など、ウイスキーのソーダ割を楽しんでいるという声が多数寄せられ、ハードリカーというよりも、むしろチューハイやカクテル感覚に近いアルコール飲料として「ウイスキー」を捉えている若者が案外多いようです。


Q:あなたの好きなウイスキーの飲み方は何ですか?
 ⇒好みに合わせて濃さを調整できる「水割り」が一番人気!

 最も人気が高かったのは「水割り」(51.6%)でした。「水割りは、好みのアルコール度数にして飲めるので」(男性40代)など、その時の気分や好みに合わせて、「濃い水割り」と「薄めの水割り」を飲み分けているという声が多数寄せられ、自らアルコール度数を調整できる自由度の高さが人気となっていました。
 続いて2位は「ロック」(49.9%)。「ロックで溶かしながら飲むと繊細な味が楽しめる」(男性30代)など、氷がゆっくり溶けて、味が次第に円やかに変わっていく様を楽しめるという声が目立ちました。
 また、見逃せないのが3位の「ソーダ割り」(34.4%)です。「今まではウイスキーと言えば、水割りかロックが主な飲み方でしたが、最近はハイボールばかり。夏場はソーダで爽快感もあって飲む機会が増えている」(男性40代)など、ビールやチューハイ同様に「ゴクゴク」と飲めるソーダ割りは、ウイスキーの独特な香りや、アルコール度数が苦手な人にも飲みやすい飲み方のひとつと言えます。



Q:ウイスキーの魅力は何だと思いますか?
 ⇒芳醇な香りがウイスキーの最大の魅力

 堂々の1位は「芳醇な香り」(60.4%)でした。「ピートの持つ重厚で華やかな香りが一番の魅力」(男性30代)、「香りを嗅ぐとちょっとリッチな気分に浸れる」(男性50代)など、甘く豊かな香りで癒されるという声が多数寄せられ、まるでアロマテラピーのような効果をもたらしていることがうかがえます。次に2位は「熟成された深い味わい」(36.1%)。「熟成度の高いものは本当に美味しい。深いコクやまろやかさは、時間をかけてゆっくり味わう」(女性40代)など、長期間、オーク樽で熟成されたウイスキーは琥珀色を帯びるとともに、蒸溜したての頃にあったアルコールの角が滑らかに削られ、舌に巻き付くような円やかさと味わいが大きな魅力となっていました。



Q:ウイスキーに合うおつまみは?
 ⇒ウイスキーに合う最高のパートナーは「チーズ」

 最も回答が多かったのは「チーズ類」(47.0%)でした。「クラッカーにブルーチーズをのせて食べるのが一番好き」(男性30代)、「カマンベールチーズに蜂蜜をかけ、レンジでチンする」(男性60代)など、チーズというと一般的にワインが定番のようにも感じますが、意外にウイスキーと合わせて楽しんでいる人が多いことがうかがえます。



Q:ウイスキーの似合う歴史上の人物は?
 ⇒1位はナポレオン、2位は石原裕次郎さん、3位は織田信長

 堂々の1位は「ナポレオン・ボナパルト」(238票)でした。「グラスを片手に、大きなチェアーで揺れながら飲んで、戦略について考えている様子が浮かぶ」(女性40代)など、ウイスキーの持つ「落ち着き」と「高いアルコード度数」は、フランスの英雄であるナポレオンの「思惑深さ」や「戦の強さ」とイメージが重なるという声が多数寄せられました。
 また、「映画によく登場するクラブやバーのシーンなどすべてがピッタリとくる」(男性60代)など、2位「石原裕次郎」や「緒方拳」「松田優作」といった昭和を代表するスターの名も挙げられました。
 一方、「西洋文化にも理解を示していた信長が戦国の世に宴などで、ウイスキーを飲んでいたらとても面白い」(男性40代)など、3位に「織田信長」(83票)。同様6位に幕末の志士「坂本龍馬」(51票)、8位に第45代・第48〜 51代内閣総理大臣「吉田茂」(43票)、さらに10位に吉田首相の側近として知られ、連合国軍総司令部(GHQ)との交渉で活躍した「白洲次郎」(31票)など、日本の歴史に名を残す名将や、その時代の要人たちの名も多数挙げられました。いわば、ウイスキーは「庶民的」というよりも、現代風に言い換えれば「セレブ」で、どこか「インテリジェンス」を感じさせるお酒と言えそうです。



【調査概要】

調査対象 全国の20歳以上の男女3706人(有効回答数、男性1862人、女性1844人)
調査方法 インターネット
調査期間 2009年8月5日(水)〜8月11日(火)

【本調査に関するお問い合わせ先】

アサヒビール株式会社 お客様生活文化研究所 TEL:03-3498-1810
(お客様生活文化研究所のサイト「青山ハッピー研究所」 http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/hapiken/