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ニュースリリース

 

ニュースリリース2008年

2008年2月29日
アサヒビール株式会社

缶蓋のアルミ使用量を9%低減し、2009年を目処に
約5億円のコストダウンを実現
次世代型の軽量缶蓋『206径スーパーエンド』を開発
〜 2008年5月より4工場で展開し、2009年には全9工場で順次全国展開 〜

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、これまでに開発した「うまくち缶」「開け易い缶蓋」の機能はそのままに、ビール類で使用するアルミ缶3品種(缶500ml、缶350ml、缶250ml)の缶蓋の外径を変更せずに形状を改良し、アルミ使用量を9%低減する缶蓋『206径スーパーエンド』を開発しました。2007年12月より四国地区でテスト展開を開始し、2008年5月より順次、全国で展開していきます。『206径スーパーエンド』の展開が、全国に拡大した時点で、約5億円のコストメリットを見込んでいます。

 『206径スーパーエンド』は、アメリカの総合容器メーカー「Crown Holdings Inc.、以下(Crown社)」が展開するSuperEnd(TM)の技術を基に、アサヒビール(株)と昭和アルミニウム缶株式会社(本社 東京、社長 堀町勝)との共同開発により、国内向け次世代型の軽量缶蓋として開発されました。
 Crown社が展開するSuperEnd(TM)は、缶蓋の外径を変更せずに缶蓋外周部を内側に傾斜させることで缶蓋の打抜面積の縮小化と、これにより耐圧性能が向上することから缶蓋の板厚も薄くすることができることを特徴としています。
  アサヒビール(株)は、飲む時の品質向上を目指し、これまで2004年に「うまくち缶」、2006年に「開け易い缶蓋」を開発してきました。また、ビールメーカー各社が様々な缶蓋の開発を行っており、国内のお客様が缶製品に求める品質レベルが向上しています。
 そこで、アサヒビール(株)と昭和アルミニウム缶(株)は、海外で展開しているCrown社の缶蓋SuperEnd(TM)をもとに、国内の厳しい品質基準を満足する改良を行い、「うまくち缶」、「開け易い缶蓋」の機能を応用することで、優れた官能品質を兼ね備えた『206径スーパーエンド』を共同開発しました。『206径スーパーエンド』は、これまで国内展開している206径の缶蓋に比べ、アルミ使用量が9%低減されます。

 アサヒビール(株)は、2007年12月より、四国工場で製造するビール類商品に『206径スーパーエンド』の缶蓋を使用し、四国地区でテスト展開を行なっています。順次、本格展開を推し進め、2008年5月を目処に4工場で、2009年上期には全9工場で使用する予定です。2009年にビール類の缶蓋全量を切り替えることで、約5億円のコストメリットを見込みます。

 アサヒビール(株)の研究開発部門である容器包装研究所では、今後、お客様が求める容器や包装に関する品質向上に向けた取り組みを強化するとともに、実用性があり環境に配慮した様々な容器の開発を展開していくことで、社会に貢献することを目指していきます。