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平成12年8月7日
本年上半期のアサヒビールの海外でのビール売上合計、前年同期比25%増
本年より現地生産を開始した欧州、2ブランド体制の中国での販売が拡大
アサヒビール株式会社
 

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)の本年上半期の海外におけるアサヒブランドビールの販売量が、前年同期比25%増となりました。特に、本年年初よりアサヒスーパードライの現地生産を開始した欧州や、各都市での商品価格帯にあわせスーパードライに加え低い価格に設定した新「朝日ビール」の展開を本格化した中国における販売が好調に伸びています。

 アサヒビール(株)は、海外におけるビール事業を将来の収益の柱のひとつに育成することを目指して、積極的な海外展開を行っています。特に中国・北米・欧州を海外ビール事業における重点市場として、同3地域では現地生産によるより新鮮なビールの供給・販売体制を構築してきました。
 上半期の各地域別の売上状況は、中国が前年同期比4割増の110万箱(1箱は640ml×12本)、北米が同120%の60万箱(1箱は350ml×24本)、欧州が同190%の12万箱(1箱は330ml×24本)で、その他地域を含め海外全体では前年同期比25%増の216万箱(現地実数計)と重点3地域を中心に好調な実績となりました。

 欧州においては、本年1月よりチェコ共和国・プラハビール社でスーパードライの現地生産を開始したことにともない、欧州現地法人アサヒビール・ヨーロッパ(本社 ロンドン)の行う欧州各国における販売活動を積極化しています。欧州における重点市場であるイギリス、フランス、ドイツでの販売拡大に加え、各国毎に販路の新規開拓、見直しを進めており、ギリシャ、ポーランド、アイスランド、イスラエル等で新しく販路を構築しました。欧州でも、都市部を中心に日本食が普及するとともに、スーパードライの「スッキリ爽快」な味わいは若者層を中心に受け入れられてきています。欧州でスーパードライが販売される国は、本年中には22ヶ国に拡大する予定です。

 また、本年3月には、アサヒビールヨーロッパが、スーパードライの商品概要のほかロンドンやパリでスーパードライを飲める店を検索できるホームページを開設し、特に若い世代にスーパ―ドライの認知を広げています。

 本年、中国では、高価格帯・中価格帯・低価格帯に分かれたビール市場に対応し、スーパードライ、朝日ビール、合弁ビール会社の地元ブランドを価格帯別に配置する商品戦略を推し進め、いっそうの売上拡大を図っています。具体的には、昨年の深青島酒朝日有限公司(広東省)の新工場開業にともないスーパードライの供給体制が整ったことから、高価格帯で販売していた朝日ビールを、品質はそのままで、より低い価格で販売するビールと位置づけ、新「朝日ビール」として中味やパッケージを刷新して本年4月下旬以降順次、深青島酒朝日有限公司、北京ビール会社(北京市)、杭州ビール会社(浙江省)から新発売しました。これにより、すでに昨年から販売している、泉州ビール会社(福建省)も加えて、新「朝日ビール」シリーズは、4ビール会社から沿岸地区全域に展開されたことになります。

 その他の地域についても、本年5月より香港に駐在員を置き、香港、台湾をはじめとしたアジア諸国での販売を強化する布石とするなど、取り組みを進めており、海外でのビール事業強化に努めます。




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