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ボージョレ・ヌーヴォ
まめ知識

Vol.8 ボージョレの歴史

ボージョレ地方は古代ローマからぶどう造りの歴史があります。
今回は、簡単にボージョレの歴史をご紹介しましょう。

この地でのぶどう造りは、紀元前125年までさかのぼり、ローマ人とガリア人が、現在のボージョレ地区と言われるエリアのほぼ中心に位置するブルイィ山とモルゴン村で始めたといわれます。その後、600年にベネディクト派の修道士によってワインの醸造が始められました。

ボージョレの名前の由来は、ボージュ(Beaujeu)という町の名前からきています。そこは15世紀までボージュ伯爵が治めた町でもありました。

ボージョレのあるブルゴーニュ地方は、1031年から1477年までブルゴーニュ公国でした。1395年、当時のブルゴーニュ公に在位し『豪胆公』と呼ばれたフィリップ2世(Philip the Bold)が、ブルゴーニュ北部のコート・ドールで栽培する赤ワイン用のぶどう品種を『ピノ・ノワール』に限定する法令を出したため、『ガメイ』の栽培は南部のボージョレに押し出されてしまいました。

そうして『ガメイ』で造られるようになったボージョレのワインですが、1600年代半ばには、ソーヌ川とロワール川の運河を通じてパリへ輸送され、売上を伸ばしていきます。
1800年には、「ボージョレ・ヌーヴォ到着!」というキャッチフレーズとともに、リヨンにも送られ始めました。

アンリ・フェッシは、この地に1888年に創業を開始しています。

1937年には、原産地統制呼称『ボージョレ』が造られ、1951年に11月の第三木曜日を解禁日にすることが決まりました。

(参考:Henry Fessy General Presentation)